私の住む森町の隣の隣町、長万部で一人体験劇と講演会を行いました。
半年以上前に先生から「私も演劇をやっていたので、ぜひとも内谷さんの一人芝居を子どもたちに見せたい」と熱い連絡をいただき、お話も伺い、今回の公演が決まりました。
前日から先生と一緒に、体育館にあるものを上手に使いながら、できる限りシンプルに舞台設営を行いました。今回は照明が4機(2機は中学校からレンタル)あったのでバッチリ!音響は相棒のソウタが持ち込んでくれたので問題なし!前日の仕込みも完了しました。
泊まった宿の温泉がとてもいい湯で癒されました〜。朝風呂までいただいてから体育館へGO!
体を動かし、発声練習をし、照明と音響を合わせて12時から照明担当の先生3人と最終稽古!若い先生たちの動きが良く、しっかりと場当たりも行い、本番を待ちました。
中学生約100人、高校生約40人、先生や来賓、保護者の方々を含め、150名ほどの方々に観ていただきました。生徒たちは、いつの間にか静かに席についてくれていました。 さすが北国!関東では考えられないほど体育館は暖房で暖かく、いや暑いくらいで汗をかきながら一人芝居をしてきました(^^)。何より、子どもたちが一人芝居を夢中になって見てくれ、体験談も真剣に聞いてくれました。 子どもたちは嘘を見破ります。だからこそ私も嘘なく必死に芝居をして話をします。 もし少しでも子どもたちの未来に役立つことができたなら、これほど幸せなことはありません。そう思います。
今回の長万部公演は、尊敬する先輩が呼んでくれたのだと思っています。今年の桜が咲く少し前に亡くなられました。いつもいろいろなことを教えてくれた方で、約3年間の付き合いでした。私が「いつか長万部の人たちに一人芝居を見てもらいたい」と言っていたことを覚えていてくれ、今回の機会を呼び寄せてくれたのだと思っています。 先生から連絡をいただいたのは、先輩が亡くなられてすぐのことでした。 長万部に向かうとき、虹が迎えてくれました。
「ツーさん、ありがとうございます」
意義のある場所で、意義のある時間を子どもたちと共有できたこと、心より感謝いたします。
今日一日、ありがとうございます。