滋賀県湖東地区 人権問題研修会で講演|薬物依存症から学んだ「遠回りの意味」

滋賀県愛知郡湖東地区の人権問題研修会にて、
『遠回りしなければわからなかった
〜薬物依存症から学んだこと〜』

をテーマに講演をさせていただきました。

2026年、年明け初の講演会。
そして滋賀県では、今回が初めての講演となりました。

今回お声がけくださったのは、琵琶湖の東側・湖東地区にある愛知高校、養護学校の校長先生方を中心とした先生方です。

約2年前、日本精神神経学会による高校生向け「アンチスティグマ」インタビュービデオに出演させていただいたことがご縁となり、今回の講演が実現しました。
この映像は現在、全国の高校の授業などで活用されているそうです。

講演会の対象は、先生方とPTAの皆さま、約50名。
会場は、かつて役場として使われていたレトロでハイカラな建物「ゆめまちテラス愛知」で行われました。
※愛知(アイチ)ではなく、愛知(エチ)です(^^)

講演前には、湖東地区の生活指導担当教諭の先生方が集まる各校の近況報告会にも参加させていただきました。
そこで伺ったのは、生徒たちを取り巻く現状――非行、いじめ、問題行動、犯罪。
その話を聞いたうえで、講演に臨ませていただきました。

普段は体育館で子どもたちと向き合うことが多い私ですが、実はこうした“かしこまった大人向けの講演会”は少し苦手です。
子どもと大人では、反応がまったく違いますからね(笑)。

生活指導の先生方が前列に並び、その後ろにも先生方やPTAの皆さんがずらり。
真剣な眼差しで聞いてくださる空気に、久しぶりに緊張して喉がカラカラになりました(笑)。

20年ほど前、「人権問題研修会」で一人芝居と講演を行った際、質疑応答で白髪頭の校長先生から、
「人権問題の研修と聞いて来たが、なぜ薬物経験者の話を聞かなければならないのか?」
と言われたことがあります。

一瞬イラっとしましたが、冷静に
「ヤク中も人間ですから」
と答えました。

そんな過去の記憶がふとよみがえったのか……
やはり、大人の会は今でも少し苦手です(笑)。

それでも、子どもたちに届けるためには、まず大人に知ってもらわなければならない。
そして、わざわざ北海道から滋賀まで呼んでくださった、心ある先生方のためにも。

そう自分に言い聞かせ、感謝の気持ちを胸に、
自分と弟、家族のこと、仲間のこと。
これまでの経験から感じたこと、今取り組んでいること、そしてこれからやりたいことを、精一杯お話しさせていただきました。

講演後には、参加されたPTAの方や先生方から、たくさんの温かい言葉をいただきました。
「とても共感しました」「実は私も……」
と、ご自身のことを打ち明けてくださる方もいました。

話すことで、人は救われる。
話すことで、人とつながれる。

活動を始めてから、20年が経ちました。
薬物依存症という“病気”の存在は少しずつ知られるようになりましたが、
依存そのものへの意識が大きく変わったとは、まだ言えないと感じています。

依存の問題は、決して他人事ではありません。
誰もが関わる可能性のある、身近な問題です。
そんなふうに感じてもらえたら――それが、何よりの願いです。

吹雪の函館を飛び立ち、2泊3日の滋賀・講演の旅。
多くの出会いがありました。

たくさんの人に助けられ、支えられながら、
これからも「自分のために」活動を続けていきます。

今日一日に、心から感謝を込めて。
ありがとうございました。


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