同じ悩みを持つ仲間の前で体験劇 | 千葉菜の花家族会(千葉県)

ダルクの家族会での一人体験劇は何年ぶりになるだろう!
菜の花家族会は10年続いている薬物依存症者を抱える家族の会です。
この会の存在が何人もの魂を救って来た!とても大切な家族会であります。
私にとっては同じ悩みを抱え、回復に向かって進む仲間です。

仲間の前で一人体験劇と体験談、やはり特別な感情が生まれる。
特に体験談は初めてでしたが、家族会の方々といるとなんだか落ち着くので、ペラペラと話しまくってしまいました。
同じ悩みを持つ仲間だからこそ話せることがある、話さずとも分かり合えることがある。
小さな部屋で15人の仲間の前で思いの丈を体験劇にぶつけました。
子どもたちの前でやるのとは全く違う空気感。
薬物依存症の現実を知っているからこその空気感!
お母さん、お父さんの想いが、その目線と心が刺さりました。

体験劇の後は体験談。
いつもとは違うお話も盛り沢山(笑)
人と人との関わりから生まれる薬物依存症という病気のこと!
これから先を生きるためにどうしたらいいのか!真剣に、時には笑ってお話ししました!

一人のお母さんが言いました!

「芝居を観ていて当時に想いが戻り気持ちが悪くなった。」
「息子の声と内谷さんの声が似て聞こえた。」

お母さんの想いが私の心を動かします。
あらためて!私は何のために一人体験劇をやっているのか!
私は子どもたちに言います。

『私の体験劇の意味なんて分からなくていい!ただ、君たちのお父さんやお母さんと同じくらいの歳のおじさんが、薬物の気持ちの悪い体験劇をやっていたな!怖かったな!それだけが心に頭に焼き付いてくれればいいと思います。薬物は気持ちの悪いもんなんです!人間を化物にします!』

そして薬物使った人間だけでなく、家族が苦しむことを知って欲しい、苦しむのは家族です。
親にとって子どもは宝物だから!だからこそ苦しいんです。

菜の花家族会の皆さんは、私にも明るく話しをしてくれました。
母が明るく生活していれば子どもも変わってきます!
母と子どもはつながっています。
お互いが独り立ちできるように踏ん張って今日一日を生きていくしかないんですね。
切なさ、はかなさの向こうには必ず強き志が立ち上がります!
『私は私の回復のために活動して行こう』とあらためて心に決めました!

菜の花家族会の皆様!今日は私に居場所を与えてくださりありがとうございます。
今日一日ありがとうございます。


学校などでの公演が多く、一般で見られる機会が少ないかと思います。
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