薬物乱用防止教室 | 王禅寺中央中学校(川崎市)

薬物乱用防止教室 | 王禅寺中央中学校(川崎市)

夏の体育館。

川崎市の王禅寺中央中学校の薬物乱用防止教室で一人芝居「ADDICTIONアディクション〜今日一日を生きる君〜」と体験談をやらせていただきました!
この時期の一人芝居はある意味地獄です(笑)
今回は午前中だから少し良かったかな。

ありがとうございます。
数カ月前から川崎市青少年福祉委員会の方と連携を取り、事前に2度も私の一人芝居を観ていただき実現した公演会です。
担当の方は公演が始まるまでドキドキしていました。
新たなことを立ち上げて実行するって本当に勇気のいることだと思います。
皆様のおかげで心のこもった公演会となりました。
私の活動は、呼んでくださる方の気持ちと行動力に支えられています。
居場所を与えていただき感謝です。
勇気ある行動に「ありがとう」がいっぱいです。

久しぶりに子どもたちの前で一人芝居と体験談をやらせていただき心洗われました。
繰り返しますが…夏の体育館は鬼のような暑さです(^^;;
分かっちゃいるけど、こればかりはどうしようもないんです。
そしてさらに芝居のために暗転(暗くする)にするので暗幕を全て閉めての公演になります。
まさに蒸し風呂。
子どもたちの熱中症を気にしながらの約40分。
私も初っ端しょっぱなから汗だくでした(笑)
2キロくらい痩せたかな(^^;;
そんな中でも子どもたちは真剣なまなざしで私の一挙手一投足を観ていてくれました。
こちらも集中を切らすわけには行きません。
子どものまなざしほど心に刺さるものはなし!
子どもはウソを見破ります。
真剣勝負で闘ってきました。

芝居が終わって一気に窓を全開。
そして体験談。
体験談は子どもたちの中に入って行き質問したり触れ合ったり。
子どもとの触れ合い大好きです。

私:
「薬物以外に依存症を知っていますか?」

子どもたち:
「パソコン、スマフォ、アルコール、ギャンブル…」

みんな良く知ってる。

依存症の根底には必ず人間関係が隠れている(私はそう思う)。
そこも知って欲しい。
友だちの大切さ、先輩後輩、先生、両親、中学時代に経験するいろいろなことが、これからの自分を作り上げて行くということ。
私は全然意識もしてなかったから(笑)

私と薬物との出会いは14歳の時、先輩から勧められたタバコでした。
そのシーンを再現。

「はい、肺まで深く吸って」
「吸ったら口開けて」

口の中に煙が残ってないか確認する先輩

「よし、ゆっくりはいて」

まるで医者とのやりとり(笑)

別に脅されてやっている訳ではないんです。
でも、違和感ありますよね。
これが薬物への入り口だったんですね。

「タバコは薬物じゃないでしょ!」と言う方へ。
タバコ一本吸ったから薬物依存になるわけじゃない。
でも薬物依存症の10人に9人は喫煙者であると言う。
そして若い時期から喫煙していると言う事実。
だからタバコは薬物なんです。
薬物依存症への入り口だと私は思います。

もし、やらせている方もやる方もタバコが薬物であるということを知っていたら、
それだけで何かが変わっていたかもしれません。

私は青春時代の多くの時間を薬物使って過ごしてしまいました。
人生の中で最も多感で最も大切な時期にシラフじゃない時を過ごしてしまった。

薬チュウ(薬物中毒)に本当の青春はない。

これがいかに寂しく苦しいことか。
人生はこれから先、まだまだ続いて行きます。

大切な友達、仲間をいっぱい作ってください。
人はいい仲間がいれば必ず立ち上がることができる。

それが一番かな。
薬物を使ってしまった人間は今日一日をしっかり生きる!

長々とまとまりなくて失礼しました。
次の公演は7月17日

一所懸命(今いる所で懸命に!)やらせていただきます。

今日一日ありがとうございます(^-^)


学校などでの公演が多く、一般で見られる機会が少ないかと思います。
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